お客様から聞かれるシリーズです。
先日こんなことを聞かれました。
ぱっと聞いた感じ、よく分からないですよね。
もはやホラーなのかと思うかもしれません。
ですが、全然ありえるお話です。
日が経つとブリーチの範囲が広がる?
多分おそらく・・・というか、ほぼこれしか考えられないのですが・・・
これ↓が人だと思ってください。
美容室に行ってブリーチ+カラーをしてこうなりました。
そして数日経ったら・・・
極端な話、こんなふうにブリーチの幅が増えるということですよね。
並べてみると
こんなふうにブリーチの幅が増えています。
わかりやすく根元は黒くしていますが、特にそこは何色でも気にしないでください。
ブリーチの幅が増えた原因は?
で、増えた原因はというと・・・
もともとブリーチの範囲が広いということですね。
一度ブリーチをしてこの辺りまで明るくしています。
その上からのカラーで下の赤丸部分
ここまで暗いカラー剤で染めているということ。
そうすると、仕上がった時には
このようにグラデーションの幅が狭くなります。
そして日が経つにつれて、暗めに染めたカラー剤が落ちてブリーチが出てきたということですね。
なんのためにブリーチの幅を狭めた?理由は?
上記の説明だと
と思うかもしれませんよね。
ですが、これには理由があります。
グラデーション(バレイヤージュも)の場合、ブリーチ部分との境目をはっきりさせないために馴染ませる必要があります。
グラデーションカラーをしているのに、ブリーチとの境目がパッキリ出ていたら・・・正直ダサいですよね。。。。
なので、自然に繋がるように馴染ませます。
ですが
馴染ませると今度は馴染ませた部分があまり明るくならない
ということが起きます。
馴染ませる時はブリーチの量などを調節して薄く塗ります。
そうすると
黒髪→オレンジ→黄色
というグラデーションになります。
(分かりやすく書いています)
このオレンジの部分を抑えるために暗めのカラー剤を下の赤丸の部分に塗ったのでしょう。
これはもちろん、失敗ではありません。
おそらくほぼ大半の美容師さんがこうします。
これは髪質や仕上がりのイメージにもよりますが、アジア人はこのやり方をやらないとオレンジが抑えられません。
アジア人のメラニンのせいですね。
なので、グラデーション(バレイヤージュ)をした後は、日が経つとブリーチの幅が広がります。
広がるブリーチの幅は仕上がりイメージや美容師さんによっても変わるのでなんとも言えませんが。
ぜひご参考にしてください。