美容師向け記事の日。
ということで、美容師にしか伝わらないですが書いてみましょう。
カラー剤のクリアって必須アイテム
僕のサロンワークに無くてはならないモノ。
クリア剤
使っていない方も多いとは思いますが、使えるようになると必須アイテムとなります。
ということで、あまり詳しく書いてもアレなのでざっっくり使用方法を書いてみましょう。
ちなみに僕が言っているクリア剤は、分かりやすく言うと
スロウの0クリアの方です。
14クリアの方ではありませんのでお間違えなく。
毛先のカラーの沈みを防ぐ
寒色系カラーってワンメイクで塗ると毛先が沈みますよね。
カラー剤を2〜3種類作って毛先と分けて塗ったり、時間差で塗ったりという方法で沈みを防ぐ事が多いと思いますが・・・
根本中間に塗った薬剤にクリアをミックスすることで沈みを防ぐことが出来ます。
僕は基本1カップで塗りますが(ベースが整っていれば)その際に、毛先を外して塗ってから、残った薬剤にクリア剤を入れて毛先を塗ります。
長さやダメージにもよりますが全体の10~20%目安。
さらに縮毛矯正をしていて沈みやすい場合は20~40%入れる場合もあります。
そのあたりはトーンにもよりますが。
暖色系の場合は使いませんが、寒色系ではほぼ100%使用しています。
トーンダウンならアルカリを抑えてダメージをカット
ブリーチが得意な方ならこの方法を使用しているかともいますが・・・
通常のブリーチなしのカラーでも使用可能です。
簡単に書くと
トーンダウンで7トーンしたかったら7レベルの薬剤を使用しないほうがダメージが少ないということ。
分かりやすく目安を書くと
5レベルの薬剤に10%クリア剤を入れると6トーン
20%なら7トーン
50%なら9〜10トーン
というイメージです。
もちろんカラー剤にもよりますし、放置タイム、ドライ塗布なのかウエット塗布なのかにもよります。
7レベルの薬剤よりも5レベルの薬剤のほうがアルカリが少ないのでダメージを抑えることが出来ます。
ブリーチにクリア剤を混ぜて明度調整
これもブリーチ得意な方だと当たり前ですよね。
ブリーチ単体で使用すると明るすぎるなと言う時に重宝します。
ブリーチにクリア剤を混ぜることでリフト力を抑えられます。
ブリーチ単体よりも弱く。
リフト力が弱くなるので、塗布時間が長くても放置タイムで安定して全体をリフトさせることも。
また、クリア剤を多く入れればダメージをかなり抑えられるので、カラーバターを落とすこともダメージ少なく可能です。
マニックパニックなどのHC染料を落とす
マニパニはマニキュアのクリア剤で落とすことが可能ですよね。
ですが、カラー剤のクリア剤でも落とすことが可能なようです。
以前実験した記事はこちら。
【美容師の自由研究(検証実験)】マニックパニックの落とし方を試してみる。本当に落ちるのか?
微アルカリよりもアルカリ多めのほうが落ちるようですが、微アルカリのクリア剤でも落ちました。
どんな色でも落ちるのかどうかは分かりません。
ということで、僕のサロンワークにはクリア剤は必須です。
クリア剤の使用方法って幅広いですよね。
もしかしたらこれ以外にもあるのかもしれません。
ぜひご参考に。