意外と読まれている実験記事です。
さて、今回はピンクや赤といった暖色系のカラーの色持ちについて。
以前は逆にアッシュなどの寒色系カラーについて実験しました。
今回は逆パターン。
ピンクや赤といった暖色系カラーは熱いお湯で色落ちしやすい
ブログでも何度か書いていますし、暖色系のカラーをされる方にはお伝えしていますが・・・・
暖色系のカラーは熱いお湯で色落ちしやすい
という定説。
とは言っても・・・
本当に熱いお湯で退色(色落ち)するの?
と思う方もいるでしょう。
というわけで実験して検証してみます。
準備
赤で染めた毛束を用意しました。
これを2つに分けます。
片方をセロハンテープで止めました。
もちろん赤は普通のアルカリカラーです。
検証方法
お湯を準備しました。
左側は多分おそらく38〜40度程度?
右側は多分おそらく50〜60度程度?
温度計がないので分かりません。
右側は指を入れると1秒しないで熱くて耐えられないくらい。
とりあえず熱め。
この2つの温度の違うお湯に毛束をつけて色落ちを検証します。
時間は15分
予想
まぁもちろん。
右側が色落ちしやすいでしょう。
ただ、1度で目に見えて変化が出るのかは謎。
美容師の自由研究スタート
では始めます。
ザブンとお風呂に入れるような感じで同時にお湯につけます。
左は普通の温度
右が熱めの温度
あとは待つだけ。
5分後
ちらっと見てみます。
お!!
たったの5分で変化がありますね!!
左はさほど分かりませんが、右の◯をご覧下さい
お湯に赤っぽい染料が溶け出しています。
これは意外と色落ちに期待できそう。
15分後
時間になりましたので、見てみましょう。
・・・・歴然ですね。
こんなにも染料が溶け出しています。
一切触ったり揺らしたりしていないので、分かりやすいですね。
取り出して拭いてみましょう。
左は普通の温度
右は熱めの温度
ちょっと分かりづらいので、乾かしてみましょう。
お分かりいただけますか?
右のほうが若干赤みがなくなっています。
もう少し分かりやすい角度にしてみます。
これは分かりやすいですね。
左の方が赤みはまだ残っています。(それでも色落ちした)
右は左以上に色落ちしましたね。
検証結果
ピンクや赤といった暖色系カラーは熱いお湯で退色する
実際に、50〜60度で髪を洗う方はいないでしょう。
とはいうものの、普通の温度でも色落ちします。
暖色系のカラーをされた場合は、頭を洗う時は36度くらいにしましょう。
体を洗う時はお好きな温度で大丈夫です。
また、湯船で髪がお湯につかないようにしましょう。
ぜひご参考にして下さい。