パーマをかけたけれど
飽きたり
強く残ってしまった場合・・・
パーマ落とし
という施術があります。
目次
実はストレートパーマと同じ原理
ここでいうストレートパーマとは縮毛矯正ではありません。
クセをしっかりと伸ばすというよりも、ボリュームをなくしたり少しクセを落ち着かせる程度のことです。
一般的にストレートパーマとは2種類あります。
1、パーマ剤(液体)でストレートパーマ
2、縮毛矯正剤(クリーム状)でストレートパーマ(アイロンなし)
の2種類があります。
どちらもストレートパーマと呼ばれますが、薬剤が違います。
1のパーマ剤でのストレートパーマ
通常のパーマ(2浴式コールドウェーブ)を落とす時に使うことが多いです。
本来のクセはあまり伸びません。
ですが、人工的にかけた通常のパーマは落とすことができます。
※デジタルパーマ・エアウェーブは不可能
2の縮毛矯正剤でのストレートパーマ
通常のパーマからデジタルパーマ・エアウェーブまでパーマを落とすことができます。
本来のクセもある程度伸びます。
ですが、1のストレートパーマよりも強力なので多少ダメージや次回以降のパーマに影響が出る場合もあります。
これらを踏まえた上で、カウンセリングをして僕たち美容師はどちらのストレートパーマにするかを選びます。
ということで・・・
今回はパーマ剤でのストレートパーマ(パーマ落とし)を実際に試してみようと思います。
パーマ剤でのストレートパーマ(パーマ落とし)の準備
先日の実験で使ったこの毛束を使用します。
今回は通常のパーマ(2浴式コールドウェーブ)を落とすので、1のパーマ剤でのストレートパーマです。
美容師の自由研究スタート
まずはパーマのかかっている毛束にパーマ剤(液体)をつけます。
使用するパーマ剤はかなり弱いパーマ剤です。
4段階中1番弱い薬剤です。
今回はパーマをかけるのではなく「落とす」作業なので、そこまで強い薬剤を使わなくて大丈夫です。
薬剤につけた後に時間をおきます。
〜15分後〜
一番弱い薬剤をつけて15分経ちました。
見てみましょう。
結構落ちていますね。
本来ならもう少し強い薬剤でかけても良かったですね。
とりあえず、パーマと同じ手順をします。
お湯で流してから2液(固定剤)をつけます。
パーマ剤でのストレートパーマ(パーマ落とし)の結果
結果はこちら
多少残っていますね。
少し薬剤が弱すぎたようです。
まぁ、この程度であれば乾かしたらストレート気味になりますね。
実際にストレートパーマ(パーマ落とし)の前と比べてみよう
実際に実験前のものと比べてみると・・・
劇的ですね。
というか、実験前のパーマはかかりすぎですね。
こんなパーマをかける人はあまりいないでしょう。
ある程度の強さのパーマであれば縮毛矯正剤でのストレートパーマでなくてもパーマを落とすことができます。
その方がダメージも少なく、次回以降のパーマもしやすいです。
デジタルパーマなどの場合や本来のクセを伸ばしたい場合は縮毛矯正剤でのストレートパーマの方が良いでしょう。
施術履歴や今後の施術予定、どうなりたいかをカウンセリングでしっかりと見極めてからの施術が大事ですね。
ぜひ参考にしてください。