シリーズ第三弾です。
今回のお題はこちら
ブリーチ毛に縮毛矯正をかけるとどうなるのか?
正直何度かブログでも書いていますが・・・
- 最悪チリチリになってしまうかもしれません。
- なったとしても返金・クレームなどの一切の責任は取りません。
- 最悪な状態になってしまっても料金はいただきます。
以上をご了承いただいた上で最善を尽くして施術いたします。
とは言っても、チリチリにならないように頑張っています。
髪質や髪のダメージ、クセを考慮し
薬剤の配合や薬剤の放置時間を繊細にコントロールしています。
一生懸命です。
・・・・
チリチリにならないようにがんばらなかったら?
つまりブリーチ毛に縮毛矯正を強気でかけたら?
ということで・・・
ブリーチ毛に縮毛矯正をかけるのが、どれくらい危険な施術なのか分かりやすくしてみましょう。
準備
ブリーチ毛を3つ用意いたしました。
これで作った人毛100%のブリーチ毛
そして縮毛矯正剤を2つ用意。
メーカーと強さの違う2つです。
強さのイメージでいうと・・・
左側のNの強さは中
右側のSHの強さは強
つまり右のSHの方が強いということですね。
検証方法
今回は髪質に合わせずに縮毛矯正をかけます。
左右のほぼ同じくらいの明るさのブリーチ毛には
N(中の強さ)
SH(強の強さ)
の薬剤を使います。
真ん中のとても明るいブリーチ毛には
N(中の強さ)
の薬剤を使います。
薬剤の放置時間は塗った直後から10分
つまり実際にサロンワークで塗った場合は5分くらいですね。
ストレートアイロンは180度
以上の条件です。
予想
個人的な予想は・・・
左のブリーチ毛(N使用)はちょいチリっと
右のブリーチ毛(SH使用)はチリっと
真ん中の明るいブリーチ毛(N使用)はチリチリチリっと
の予想です。
放置時間を20分くらいにしたら全ての髪がチリチリになると思いますが、10分しか放置しないのでこれくらいではないかなと。
さて・・・
美容師の自由研究スタート
まずは縮毛矯正の薬剤をつけます。
右にはSH(強)
真ん中と左にはN(中)
の薬剤。
10分放置しました。
さほど見た目に変化はありませんね。
ということで1剤を流してトリートメント(中間処理)します。
流し終わりがこちら
あ・・・・
左(N使用)
真ん中(N使用)
右(SH使用)
・・・・
真ん中のN(中の強さ)の髪・・・
すでに終わっている気が・・・
乾かした髪がこちら(アイロン前)
左(N使用)
まだいけそうですね。
真ん中(N使用)
終わっています。。。
右(SH使用)
ギリギリかな?
そして全てにストレートアイロンを
しっかり伸ばします。
2剤(固定剤)を塗ります
そして5分放置で流してトリートメント
ブリーチ毛に縮毛矯正した髪がこちら
まずは濡れている状態です。
真ん中のN(中の強さ)を使った髪は・・・
終了のゴングが鳴っています。
以前よりもテロテロ。
乾かしてみましょう。
左のN(中の強さ)使用
チリチリにならずクセも伸びています。
真ん中N(中の強さ)使用
・・・
はい。
予想通りチリチリになっています。
乾かしていると髪が切れていきました・・・。
右のSH(強の強さ)使用
伸びていますが、触った感じはゴワゴワ。
チリチリになる一歩手前です。
左のN使用の髪より広がりが気になります。
・・・
ていうか、この人毛の髪かなり強いです。
軟毛なら即死です。
検証結果
ブリーチ毛に縮毛矯正をかけると・・・
たった10分の放置時間でも
ダメージ具合によるがチリチリになる
(当たり前ですが)
ブリーチ毛への縮毛矯正はオススメしません。
チリチリになってしまうかもしれないリスクを承知の上で施術しましょう。
ダメです。
僕は最近ブリーチ毛に縮毛矯正をすることが多いですが、失敗する可能性も十分にあります。
チリチリになった髪は元には戻りません。
安易な気持ちでブリーチ・縮毛矯正はしないほうが良いでしょう。
ぜひ参考までに。