ヘアカラーの人口は女性で言えば8割くらいの方が染めているんじゃないか?
というくらい皆さんヘアカラーをしていますよね。
やっぱりヘアカラー次第で雰囲気や服装なども変わってきますからね。
すごく大事だと思います。
ところで・・・
という方もたまにいらっしゃいます。
そんな場合はどうすれば良いのか?
一般的な2つの方法をご紹介いたします。
目次
ヘアカラーをやめて地毛が伸びるまでカラーをしない
すごく簡単に言ってしまえば、
プリン状態の頭でずっと過ごす
ということです。
1ヶ月に1センチ程度ですが徐々に髪は伸びていきます。
- 真っ黒にしたくない
- もう染めたくない
などの理由でカラーをしないで伸ばしきる方法ですね。
メリット・デメリット
この場合のメリットは
- 現在以上ダメージしない
- カラー代がかからない
- 不自然な真っ黒にならない
などです。
逆にデメリットは
- カラーしているところが明るすぎるとプリン頭にしか見えない
- 毛先など色味が抜けていると汚く見える
- 美容室行っていないように見える
- 伸ばしきるまでに数年かかる
といったところです。
美容師としてはあまりオススメしたくない方法ですよね。
プリン頭が気になって仕方ないので。
この方法がオススメできる方は・・・
- 現在のヘアカラーが明るすぎない
- 地毛とヘアカラーの境界線が自然になっている
という方にはオススメできますね。
上記の場合は
- プリン頭に見えない。
- 毛先のカラーが傷んで見えない。
という理由ですね。
ヘアカラーをしている部分を黒染めor暗くする
プリン頭になるの嫌だなぁ
すぐに地毛の色に戻したいなぁ
という方にオススメです。
現在カラーをしている部分を黒染めor暗くカラーする。
そうすることですぐに地毛のような髪色にすることができます。
プリン頭にも見えません。
メリット・デメリット
この場合のメリットは
- プリン頭に見えない
- すぐに地毛っぽくできる
といったところです。
逆にデメリット
- カラーをすることで多少なりともダメージは出る
- 現在の明るさによっては色落ちしてくるのでまた暗くする必要がある
- 黒染めすると地毛より真っ黒になる可能性
- もしも明るくしたくなった時に明るくなりづらい
ダメージに関しては暗くするのにはさほどダメージしません。
明るくするのはダメージが出ますが。
また、黒染めor暗くすることで、もしも明るくしたくなった時は明るくなりづらいです。
もう2度と明るくしない!!
という強い意志があるならオススメです。
黒染めでなくとも何度かかなり暗くすることで、自然な感じにも見せることはできます。
ただし、黒染めでない場合は退色もするので何度もカラーをする必要があります。
この辺りの記事も参考にして欲しいですね。
カラーをせずに数年伸ばしきって地毛にするか
カラーで地毛っぽくしていくか
難しいところですがきちんと考えて納得する方を選びましょう。
一時の気分ではなく今後も考えた決断を。
数回白髪染めでカラーをして徐々に地毛に戻す方法はこちら
僕がよく施術している
黒染めではなく、赤みのない白髪染めを使用した地毛に戻す方法
です。
※ 白髪染めを使用しますが、薬剤パワーを弱めているため白髪は染まりませんのでご注意ください。
通常の白髪染めは茶色・赤みが出やすくなりますが、使用しているのは色落ちしても茶色・赤み・オレンジになりづらい白髪染めです。
白髪染めのイメージはあまり良くないかもしれませんが、ただ染料が濃いカラー剤と思っていただければ良いかと思います。
白髪染め=真っ黒
白髪染め=おばさん
ということはありません。
白髪染めの特徴を理解して染めることで自然な地毛に戻すことが出来ます。
僕の場合、大抵は2ヶ月位ごとにこのカラーを2〜4回すれば徐々に退色(色落ち)しても明るくなりづらい髪になります。
白髪染めは黒染めよりも明るくしやすく
ファッションカラーよりも色落ちしづらいです。
それでも、何度か染めた数ヶ月〜数年後に髪を明るくしたいとなると、白髪染めをした部分は明るくなりづらいので今後地毛で行くという気持ちがない方にはおすすめいたしません。
また、美容室・美容師さんによって変わってくるので、安易に白髪染めで染めてくださいと美容師さんには言わないほうが良いでしょう。
何も知らない美容師さんが染めた場合、ほぼ黒染めになることがあります。
使用している薬剤にもよりますので、ご注意を。
地毛に戻すカラーをする時に、伸びてきた地毛部分は染めないで欲しい
というご要望の方は多いと思います。
実際に他美容室で地毛に戻したいから、根元部分は染めないで欲しいと言ったのに、地毛部分からがっつり塗られて結局明るくなってしまったというお声もたまに聞きます。
実際にお客様の髪を染める時、出来る限り地毛部分は染めないでカラーをするようにはしていますが、多少は地毛部分も一緒にカラーをしていきます。
理由としては・・・
この金髪部分を染めたい場合・・・
下の図の赤線までで塗ると思われるかもしれませんが・・・
実は少し地毛の部分をオーバーしてカラーを塗ります。
理由としては、髪の毛は全部同じ長さで均一に伸びるわけではないからです。
赤線でピッタリ塗ってしまうと・・・
極端なイメージとしてはこうなってしまいます。
なので、少しオーバーして塗るのですが、伸びてきた地毛部分が1センチしかないと塗り分けができません。
数センチ地毛部分が伸びていれば地毛部分は染めずに塗ることができます。
実際に地毛に戻すカラーの経過①
実際に見ていただくとわかりやすいかと思います。
全てのお客様が同じというわけではないので、参考程度に。
初回地毛に戻すカラー
まずは初回ビフォア。
地毛に戻すカラーをした直後
さてここからですね。
2回目2ヶ月10日後、地毛に戻すカラー
上のカラーの2ヶ月10日後にご来店
ここからもう一度地毛に戻すカラーをします。
仕上がりがこちら。
3回目4ヶ月半後、地毛に戻すカラー
本来は2ヶ月に一度をおすすめしますが、前回のカラーでかなり色が安定したようで4ヶ月半後のご来店です。
4ヶ月経つと明るくなってしまいますね。
ここから更に地毛に戻すカラー。
3回目から半年後
3回目の地毛に戻すカラーから半年が経ちました。
ビフォアです。
この段階でかなり色は安定していますね。
お客様によりますが、これくらいで地毛っぽいのでちょうどよいという方もいれば、もっと暗くしたいという方もいます。
実際に地毛に戻すカラーの経過②
ケース2です。
初回地毛に戻すカラー
まずは染める前のビフォア。
ここから地毛に戻すカラーをして・・・
こうなりました。
2回目2ヶ月後、地毛に戻すカラー
前回から2ヶ月経って、染める前の状態ですね。
この状態でも初回よりも色が暗いのが分かります。
さて、地毛に戻すカラー後は・・・
では、3回目に。
3回目1ヶ月半後、地毛に戻すカラー
2ヶ月よりも少し早めにご来店いただきました。
もう地毛にしか見えないのですが、少し明るいのが気になるとのことなのでもう一度染めていきます。
3回目のカラー後がこちら。
きれいになりましたね。
最初の状態があれくらいだと、3回位で完了します。
実際に地毛に戻すカラーの経過③ブリーチ毛編
さて、たまにいらっしゃいますブリーチをされているお客様。
全体をブリーチしている方もいますが、
ハイライトやインナーカラーなどをしている方もいますよね。
そんなお客様が地毛に戻したい場合ですね。
初回地毛に戻すカラー
まずはビフォア。
かなりハイトーンなブリーチ毛ですね。
さて、ここから地毛に。。。
全然違いますね。
そして次は・・・
2回目2ヶ月20日後、地毛に戻すカラー
ビフォアですよ?
もっと色落ちするかと思ったら全然でしたね。
この状態から更に地毛に戻すカラーを。
その後は・・・コロナでご来店されていないのでどうなったかはわかりません。。。
さすがにブリーチ毛を2回で色落ちしても地毛のようにするということは不可能なので、ある程度色落ちしてきているかなと思います。
地毛に戻したい方、ぜひ参考にしてください。
恐らく日本一地毛に戻すカラーをしていますので、お任せ下さい。