昨日の記事の続きみたくなりますが
ヘアカラーが抜けると明るくなる
ということをみなさん経験していると思います。
なんで抜けると明るくなるのか
順を追って簡単に説明していきます。
ヘアカラーの行程
まず、カラーをする時はどういう風に染まっているのかというお話から。
カラー剤は
- 明るくする
- 色を入れる
の2段階のことを1つのカラー剤でしています。
例えば9トーンのアッシュで染める場合。
10トーンまで色を抜いて明るくして
9トーンのアッシュの色味が入っていく
というイメージになります。
気づいた人もいると思いますが
9トーンにしたいのに、一度10トーンまで明るくしているんです。
実は元々明るくしている
基本的にカラー剤は希望の色にするのに
少しだけ(1、2トーン)余計に明るくしてから
色を入れて希望の色にする
という行程があります。
もちろん、薬剤を混ぜてわざと過度にそうする場合もありますが
何もしなくても勝手に少しだけ明るくなるようになっています。
ということは・・・
色が抜けると・・・
少し明るくなる
ということが起きます。
これが俗にいう褪色というヤツですね
色が抜けることで、暗くなっていく
ということはありえません
褪色まで計算したカラー
褪色すると明るくなる・・・
それを理解した上でカラーすることも大事です。
例えばリタッチ(根元染め)
9トーンの髪に9トーンでリタッチすることはほぼありません。
8トーンでリタッチします。
そうすると・・・
最初は根元が少し暗いかなって感じですが・・・
色が抜けてくると同じ明るさになります。
逆に9トーンで染めると
色が抜けた時に少し明るくなります。
他にも、染めた数日は暗めに見えた方がいいけど、時間経ったら明るくなってほしい
って時もどう褪色していくかを考えながらカラーを選定していきます。
褪色を防ぎたい方はぜひ昨日の記事を参考にしてください。
では!