ヘアカラーって本当に不思議なんです。
そして美容師は本当にプロなんです。
はい。
いきなり意味不明なことを書きました。
まぁ簡単に言えば
美容師ってすごいちゃんと考えてカラーなどをしている
とうことを伝えたかったのです。
ということで・・・
例のシリーズです。
目次
同じカラー剤を使っても髪質やアンダートーンによって違う色になる
ということを分かりやすく実験しましょう。
カラーというのは一見簡単そうに見えて、実はかなり奥が深いです。
アンダートーンについてはこちら
また、以前にもこんな記事を書きました。
- 元々の色素
- ダメージレベル
- 前回のカラーで残っている色素
- 染まりやすい髪・染まりにくい髪
さらに上記の要素が根元・中間・毛先で変わっています。
同じお客様でも、髪の状態によってカラー剤を変えないと前回と同じ色は出せないです。
つまり、カラーの調合は
- 元々の色素
- ダメージレベル
- 残留色素
- 染まりやすい・染まりにくい髪
これらを理解して調合しています。
補色とか配合とかを変えます。
逆に、一切上記のことを無視してカラーをしたらどうなるのか?
ということを試してみたいと思います。
準備
3つの毛束を用意します。
- 黒髪
- 金髪
- 白髪
元の明るさも違ければ、ダメージレベルも違います。
そしてホーユーのプロマスターのアッシュ単品(A10/9)
で染めます。
全く同じ条件でカラーをします。
予想
もちろん全てが違う色になりますよね。
逆に同じ色になったらカラー剤を疑いますw
とりあえず先に進みましょう。
美容師の自由研究スタート
ホーユーのプロマスターのアッシュ単品(A10/9)
6%等倍
まるで魔法のような言葉ですが、美容師には伝わりますw
ようはアッシュ単品で染めますよ。と。
全てに同じカラー剤を塗ります。
補色も何も関係ありません。
〜そして15分後〜
見てみましょう。
とりあえず染まっているのは確認できますね。
そして一番右側の白髪のダメージもわかりますねw
洗い流してみましょう。
全く違う状態の髪を同じカラー剤で染めた場合がこちら
まずは濡れている状態がこちら。
この時点で色が違うのが分かりますね。
では、乾かしてみましょう。
・・・
でん!!
あああ・・・
すごいことになっています。
とりあえず左から順に
黒髪をアッシュ単品で染めた髪
赤みが残っていますが、多少明るくなっています。
もしかしたらこの髪は黒染めとかしてるのでしょうか?
本当はもう少し明るくなる予定でした。
金髪をアッシュ単品で染めた髪
よくお客様がイメージしているようなアッシュですね。
ただし、補色を入れていないので少し緑がかっています。
白髪をアッシュ単品で染めた髪
おう・・・
素晴らしい色です。
ここまで綺麗に出るんですね。
これは絶対に白髪までブリーチしないと出ないやつですね。。。
ダメージがやばくてチリチリしていますがw
カラーチャートと比べてみても・・・
全く同じ色でした!!!
プロマスターのカラーチャートに嘘はなかったですね。
検証結果
同じカラー剤を使っても違う髪質・ダメージだと・・・
全く違う色がでる
です。
当たり前ですが。
そしてプロマスターはやはりいいカラー剤ですw
これらを理解した上で僕たち美容師はカラーをしています。
ホームカラーでは絶対に出来ません。
髪質やダメージ、アンダートーンなどなど。
僕たち美容師がカラーをする上で考えることはかなり奥が深いです。
僕たち美容師はプロです。
ぜひきちんと相談して、信頼してカラーをしてください。
ご参考までに。