お客様に聞かれるシリーズです。
先日、こんなことがありました。
うん。
すごく分かりますね。
僕もくせ毛なので。
さて、それを仰っていたお客様は・・・
- メンズ
- 長さ10センチくらい
- 黒髪(地毛)
- パーマやカラーなどしたことない
- ワックスつけない
つまり、髪は傷んでないんです。
カラーしたり、ある程度の長さがあってダメージしているというなら分かりますよね?
では、なぜ傷んでないのに傷んで見えるのか?
今回はそこを自作の図で説明します。
髪が傷んでいないのに傷んで見えるのはなぜ?
早速答えを書きます。
光の反射が関係しています。
多分小学生の時に習った記憶があるのですが・・・
光は入射角と反射角があります。
平らなもの・・・鏡などに光が当たると入射角と同じ角度で反射角があります。
まぁ、簡単に言えば上の図の通りですね。
逆に平らではないもの光が当たるとどうなるのか?
こうなります。
反射角がワケの分からない方向を向いていますね。
・・・いや、分かるか。
まぁつまりこんな感じに反射をすることで僕たちの目には色やツヤが映っています。
反射しないと何も僕たちの目には映ってきません。
さて、では髪に話を戻しましょう。
ストレートの髪にツヤが出る理由
ストレートの髪ってツヤが出ますよね?
ストレートの髪に光が当たるとこんな感じに反射します。
綺麗に反射していますね。
…綺麗に反射という日本語があるのか分かりませんがw
反射角が綺麗に揃っていることで僕たちの目にはツヤツヤに見えます。
くせ毛の髪にツヤが出ない理由
では、くせ毛の髪に光が当たった時を見てみましょう。
反射角がバラバラですね。
これを乱反射(拡散反射)と呼びます。
見てわかるように反射した矢印が色んな方向に行っていますね。
そのせいで髪にツヤが出ないのです。
比べてみると分かりますよね?
…真ん中のは目ですw
反射角がバラバラなのでツヤがなく見えてしまいます。
これがくせ毛が傷んでないのに傷んで見えてしまう理由です。
んじゃ、どうすれば傷んで見えないのか?
デコボコしている面を整えればつやつやに見えます。
- ストレートにする(縮毛矯正やアイロンなど)
- 油分を与える(ワックスや洗い流さないトリートメントなど)
といった方法があります。
この辺りはどんなスタイルにするか、どうしたいかなどによってくるので、担当美容師さんと相談しましょう。
ぜひ参考にしてください。