シリーズ化しますよ。
美容師の自由研究(検証実験)
今回はお客様は少し難しいお話かもしれません。
わかりやすくざっくり説明
ブリーチ(カラー剤)は1液と2液があります。
ブリーチの場合は1液がパウダー状のものが多いです。
これが1液(1剤)ですね。
これにOX(オキシ)という2液(2剤)を混ぜることで化学反応が起き、カラーができます。
このブリーチの場合はメーカー推奨は
1剤:2剤
の割合が
1:3
つまり1剤の3倍の2剤を入れます。
この割合を・・・
1:1
1:5
にした場合はどうなるのでしょうか?
というのが今回の実験です。
準備
前回の残りの2束を使います。
100%人毛
ちょいと固くて太い髪質です。
ブリーチ(1剤)とOX(2剤)は同じものを使用。
メーカー推奨は1剤の3倍
1:3
の割合ですね。
これを
1剤の等倍
1:1
1剤の5倍
1:5
の2種類を作って実験します。
放置時間は完全に反応が終わっている40分。
(基本的にブリーチ40分放置はサロンワークではしません)
予想
個人的な予想としては
等倍(1:1)の方が明るくなる
と思います。
勘違いをしている方もいますが、
2剤を入れれば入れるほど明るくなる
と思っている方もいます。
確かに通常のヘアカラーでトーンが高くなると2剤を2倍にしますよね?
詳しい理由はわかっていませんが、5倍より等倍の方が明るくなるということを昔聞きました。
ということで試しましょう。
理想は3〜4トーン位の明るさの差が出ると良いなと。
美容師の自由研究スタート
分かりやすく書いてみました。
左が5倍。剤が緩いですね。
右が等倍。ザラザラしてますね。
〜そして40分後〜
ん?
あれ??
左の5倍の方が明るく見えますね!!?
流してみましょう。
濡れた状態はこちら。
左右は入れ替わらずに
左が5倍
右が等倍です。
乾かしてみると・・・
微妙に右(等倍)の方が明るいですね。
差は1トーン位
さほど明るさの差はなかったですね。
検証結果
ブリーチはOX(オキシ)等倍と5倍どっちが明るくなるのか?
と言う疑問は・・・
少しだけ等倍の方が明るくなる
でした。
最後に前回のブリーチを塗って6時間放置したのと比べてみると・・・
右が等倍
左が5倍
やっぱり6時間放置が一番明るくなって一番ダメージしましたねw
意外と実験は楽しいですw
また実験していきますね☆