もうすぐ4月ですね。
美容室に1年目として入社する方は是非読んでほしいです。
美容室のシャンプーって極楽ですよね。
僕のお客様でも、シャンプーのタイミングになると
このために来てるようなものだからね〜
と言っていただく方もいます。
いや、分かりますよ。
気持ちいいですからねぇ。
…まぁ自分のシャンプーを自分で受けたことがないので分からないですが…
さて、今回は美容師さんによるシャンプーのお話です。
目次
美容室の施術の中で唯一気持ちがいいのがシャンプー
入社1年目の時に先輩から教わりました。
シャンプーは美容室の施術の中で唯一気持ちいいもの。
カットやカラーとかで気持ちよくは絶対にならない。
お客様が美容室に来て、唯一気持ちいと思えるのがシャンプーだ。
シャンプーが上手いか下手かで、その後の美容室の気分が違う。
あ、施術の中にマッサージは含まれませんよ?w
マッサージはサービスですからね。
シャンプーの中にトリートメントやヘッドスパも含めて読んでくださいねw
話を戻します。
ドライヤーで乾かしてもらってる時とか、カット中のクシのあたり加減が気持ちいいとかはありますが、
シャンプーを超える気持ちよさではありませんよね?
そう、美容室でのシャンプーってすごく気持ちよくて楽しみにされている方が多いんです。
シャンプーが下手だとスタイリストになってもお客様はつかない
これも美容師はずっと言われ続けてきたことです。
いや、もちろんシャンプーが下手でも他の技術や接客でお客様の支持は得ることはできますよ?
ですがそれは、圧倒的にシャンプー以外の他の技術や接客がずば抜けて良い場合のみです。
シャンプーは美容室に入社したら一番最初に習う技術です。
そこには美容師の全てが詰まっていると言っても過言では・・・過言ですかね?
けど、本当に細かいところを挙げるとキリがないんですよね。
シャンプーにおける技術や気遣い
- 座ってもらう前に椅子が濡れていないか
- ひざ掛けのかけ方
- 首のタオル・クロスのつけ方・締め具合
- シャンプー椅子の倒し方
- フェイスガーゼのかけ方
- 作業中の音
- 指の当たり方
- 指の当たりの強さ
- お湯の温度
- お湯の止め方
- 泡の質
- 頭の丸みを意識
などなど・・・
まぁ挙げたらキリがないんですよ。ガチで。
単純に作業としてシャンプーするくらいなら簡単です。
ですが、技術や気遣いなど気持ちいいと思ってもらえうようになるのは練習と気持ちいいと思ってもらえるようにという意識が大事です。
シャンプーが上手い美容師はカットも上手い?
これはすごく難しいところなのですが・・・
シャンプーが上手い美容師は必ずカットも上手いとは限らない
と思います。
必ずではないということです。
ですが、シャンプーが上手い美容師は
「お客様の気持ちになる」
「お客様が何を望んでいるのか」
という思いがある美容師でしょう。
さらにシャンプーが気持ちよくなるまで繰り返し練習・改良を重ねてきているので
他の技術もなんども繰り返し練習・改良を重ねてきている美容師でしょう。
ええ。
シャンプーの上手い美容師はほぼカットも上手いでしょう。
まぁ、お客様と美容師の合う合わないというのもあるので、一概には言えませんがw
シャンプーの下手な美容師にカットの上手い美容師はいない?
今度は逆にシャンプーの下手な美容師さんのお話ですね。
下手っていうのは・・・
力加減が強いなぁ〜
とかのレベルではありません。
ざっくり言えば、雑なシャンプーですね。
- 頭めっちゃ揺れる
- 全然泡立ってなくて痛い
- シャンプー一瞬で終わった
- 首がガクンってなる
- 洗い残しある
- 異常に耳や顔が濡れる
- タオルドライ下手くそ
とかとか。
まぁ要は流れ作業ってことですね。
もちろん、安い美容室でそこまで求めてはダメですよ?w
値段に応じて技術や接客は変わってきてしまいますからね。
んで、なんでシャンプーが下手だとカットが上手い美容師がいないのか?
シャンプーが下手ってことは
- お客様の気持ちになれない
- 気遣いができない
- お客様の要望が聞き出せない
- お客様と共有ができない
- 基礎的な技術が満足にできない
- 応用した技術はできない
- 髪質などに合わせたことができない
- 単純に練習不足
といったことに繋がります。
シャンプーよりも難しいカットや他の技術が上手くできる理由が見つかりません。
ええ。
とうことで。
そろそろ僕の時間がギリギリになってきたので終わりにします。
まぁつまり・・・
これから美容師として働く人がこれを見ているなら
シャンプーなんてただの作業
シャンプーなんてしたくない。早くカットしたい
なんて思わずに、シャンプーで気持ちよくさせられるように頑張りましょう。
ではでは。