火曜日ですね。
早い。。。
今回はこちら。
目次
ミルボン・パナソニックが⽑髪のしなやかさは、根元付近から失われ始めることを発⾒
1. 根元付近から、しなやかさの指標となる⽑髪強度の低下が始まることを確認
根元から⽑先にかけての⽑髪の変化を調べるため、根元から採取した⽑髪を 4 分割しました(図 1a)。それぞれの部 位についてしなやかさの指標となる⽑髪強度を調べたところ、根元付近(10 cm〜)から低下し始め、⽑先にかけて進⾏ することが分かりました(図 1b)。このことから、⽑先で顕著になるダメージ現象は、すでに根元付近から始まっていることが わかりました。
図 1 (a)根元から⽑先までの 4 分割 (b)根元から⽑先にかけての⽑髪強度の変化(N=29)
2.根元付近から、⽑髪内部のミクロ構造のダメージが始まることを確認
根元から⽑先にかけての⽑髪内部のミクロ構造の変化を調べるため、⽑髪強度に関わるとされる⽑髪組織のミクロフィブ リル*1(図 2a)の状態を⼤型放射光施設 SPring-8 *2 のマイクロビーム-⼩⾓ X 線散乱法(µ-SAXS)*3 で調べ ました。その結果、ミクロフィブリルが根元付近からダメージし始めていることを発⾒しました(図 2b)。さらにその原因を探る ため、ミクロフィブリルを構成するタンパク質の状態を SPring-8 の⾚外分光法*4 で調べたところ、根元付近からタンパク質 構造の崩れが始まっていることがわかりました(図 2c)。 これらの結果から、根元付近から始まっている⽑髪強度の低下は、「ミクロフィブリルを構成するタンパク質の構造が崩れ てしまい、ミクロフィブリルにダメージを⽣じるため」であることがわかりました。
図 2 (a)⽑髪の内部構造 (b)根元から⽑先にかけての、ミクロフィブリルダメージの変化(N=34) (c)根元から⽑先にかけての、ミクロフィブリルを構成するタンパク質(-ヘリックス)の分布変化
【今後の展望】
本研究成果をもとに、ダメージの初期症状として根元付近から始まり、⽑先にかけて悪化する⽑髪内部のミクロ構造の 変化をケアすることで、美しくしなやかな状態を維持できる⾼効果ヘアケア製品に応⽤します。
⽑髪のしなやかさは、根元付近から失われ始めることを発⾒ 〜根元付近から始まる⽑髪内部のミクロ構造ダメージを SPring-8 にて解明〜
根元4センチほどからしなやかさが失われるとのことですね。
つまり、ダメージしてくるとのこと。
生えてきて1年経っていないのにダメージしてくる。。。
今後、根元からのケアが大切になるということですね。
ぜひご参考に。