カラーする時に
毛先は弱いお薬で染めていきますねー
とか、言われたことあると思いますが
目次
そもそも弱い薬ってどういうこと?
ってことで書いていきましょう。
ダメージレスなカラー
弱いお薬とは、ダメージが少ない薬剤のことですね。
それって何がどうなっているのか?
一般的に3つのダメージレスなカラーの作り方があります。
- カラーの1剤と呼ばれる薬剤で低アルカリの薬剤を使用
- カラーの2剤と呼ばれる薬剤で低濃度の薬剤を使用
- カラー剤にトリートメントを混ぜて使用(カラー前に髪の毛にトリートメントをつけるのも似た感じ)
この3つですかね。
たぶんこれ3つしかないと思う・・・
1.カラーの1剤と呼ばれる薬剤で低アルカリの薬剤を使用
カラーの1剤を変えてダメージレスにカラーする方法。
こういうカラー剤がありますよね?
この薬剤でも同じ色でも強さが違うカラー剤があります。
リフト力(脱染力)が強いのと弱いのみたいなイメージ。
だったら全部弱いヤツでやればいいじゃん!
と思うかもしれませんが、そうすると明るくすることが出来ません。
明るくしないで色だけ入れるよって時は(色と明るさによりますが)使用出来るやつです。
2.カラーの2剤と呼ばれる薬剤で低濃度の薬剤を使用
OX(オキシドール)と呼ばれるカラーの2剤の強さを変えてダメージレスにする方法。
数字が大きいほど濃度が濃くなるので強くなります。
強くなるとどうなるのか
メラニンを分解する力が変わってきます。
だから、弱い方でやればいいじゃん!
はい。
こちらも弱くすると髪を明るく出来ません。
メラニンを分解する力が弱くなるとダメージは少なくなりますが、明るくすることが出来ません
色だけ入れるよ!
本当に気持ちだけ明るくするよ!って時なら弱い薬剤が使えます。
3.カラー剤にトリートメントを混ぜて使用
カラー剤にトリートメント混ぜてダメージレスにする方法。
混ぜられるトリートメントが限られてしまいますが・・・
カラー剤に混ぜることでダメージをやわらげながら、栄養も入れちゃうよって方法ですね。
だったら、全部めちゃくちゃトリートメント入れればいいじゃん!
もちろんNGでございますね。
トリートメントを過剰に混ぜると、カラーの邪魔をしてきます。
当たり前だけど、カラーが薄くなってくるってイメージですね。
なので、ダメージによって入れなかったり、入れたり、少しだけ入れたりと変えていきます。
似たやり方で、カラーの前に前処理のトリートメントをつけながらダメージレスにカラーする方法も。
どう使い分けているのか?
もうこれはなんとも言えませんね。
美容室によっても
美容師によっても違いますし
お客様の髪質、ダメージ、使用する薬剤、履歴などによって毎回変わる可能性があるので。
僕もそうですが、いろんな美容師さんが出来る限りダメージさせないように日々考えています。
ダメージレスなカラー剤でカラーしたら、トリートメントしなくていいのか
残念ながらそんなことはないですね。
どれだけ僕らががんばっても、カラーしている髪はしてない髪と比べると絶対にダメージしています。
だって、ダメージしないと明るくならないですからねw
綺麗な髪にしたい方はきちんといいトリートメントをすることを勧めます。
とまぁ、今日はこの辺りで!