さて、今回はちょっとだけエグいタイトルで書いてみましょう。
たまにお客さんに言われるんだけど
すきバサミでカットされるの嫌いなんですよねー
ほうほう。
何から書いていけば良いでしょうか・・・
うーん・・・
結論から書いてみましょうw
【結論】美容師の技術・知識によって変わってくる
まぁ、このブログ見てる人は分かると思いますが
基本的に僕は他の美容師さんディスらないですよ?w
ディスったら回り回って返ってくるし、
お客さんが喜んでいるならそれで良いと思うので。
なのでそこまで過激なことは書きません。
が、時と場合によりますw
ハサミの種類。すきバサミって何?
まずは普通のハサミ。
すきバサミじゃないハサミがこちら。
真っすぐだったりカーブしていたりします。
基本的には長さを切ることをメインとしていて
人によっては1本しか使わずに
- 長さ
- 毛量調整
- 質感調整
全てをすることが出来ます。
続いてすきバサミ
すきバサミはセニングとも呼ばれています(美容師の中で)
こっちですね。
このボコボコ?ギザギザしてるハサミ。
基本的には髪の量を減らすことがメインで
- 毛量調節
- 質感調整
まで出来ます。
たまに長さもすきバサミで切る美容師もいます。
すきバサミの原理
すきバサミはこのボコボコ?ギザギザ?の上にきた毛を切ります。
矢印の所ですね。
ここに乗った毛だけを切ります。
逆にこのくぼみに入った毛は切れません。
すきバサミにも形の種類があったり、減らせる量が違ったりします。
すきバサミのメリット・デメリットは?
メリット
- スピーディーな仕事ができる
- ハサミを入れた所は均一に量が減らせる
- 柔らかい質感を作りやすい
- 誰でもある程度のクオリティに持っていきやすい
デメリット
※これは美容師や使うハサミによって変わります
- パサつきやすい
- 枝毛・切れ毛になりやすい
- 毛先がぺらぺらになりやすい
- カットの持ちが悪い
- 束感が作りにくい
大事なことなのでもう一度。
※これは美容師や使うハサミによって変わります
美容師や使うハサミによって変わるって?
いったいどういうことなのか?
簡単に説明しますね。
まずはハサミの問題。
すきバサミは切れ味が悪くなったのが分かりづらいんです。
いや、分かる人はすぐ分かるけど、普通のハサミよりは分かりづらい。
んで、切れ味の悪いハサミに気づかずに使っていると
- パサつきやすい
- 枝毛・切れ毛になりやすい
ということが起きます。
次は美容師の問題
これは技術と知識の問題ですね。
- すきバサミを使う前のベースカットがきちんと切れているか。
- すきバサミを使う箇所・ハサミの角度・どれだけ減らすか。
これを間違うと結構大変なことになります。
極端に言ってしまうと
ベースがワンレンのパッツンなのに、表面のレイヤー部分だけすきバサミで量を減らしてペラペラ
みたいなね。
分かる人は分かるはず。
だったら表面に普通のハサミでレイヤー入れてからすきバサミ使えば良い。
実際には詳しくここでは書きませんが。
教えられてきた技術が美容師により様々です。
この技術だけが正解で、この技術以外は間違い!!なんてことはないと思います。
ただ、それでもお客さんがやり辛かったり、喜ばないならそのお客さんには合わなかったということになりますね。
すきバサミを使う美容師は下手クソだ!!
なんてことは思いません。
だってすきバサミ使っても使わなくても上手い人は上手いんだからw
僕自身もすきバサミ使いますよ。
基本的には
普通のハサミ8割
すきバサミ2割
くらいの割合ですかね?
これは美容師さんの好みだったり
お客さんの髪質、なりたいスタイルにもよります。
もちろん、
すきバサミを一切使わないで欲しい
と言われれば出来ます。
が、そもそもすきバサミ自体が悪なわけではありません。
きちんとしたすきバサミや技術・知識があればすきバサミは最高の道具になります。
間違った使い方をすればトラウマしか産みません。
適材適所というか
薬も過ぎれば毒となる
ということですね。
ぜひ参考にしてくださいね。