昨日の続きです。
こちら
さて、実際に試してみないことには分かりませんからね。
通常は毛束で実験しますが、なぜかちょうど良い実験台になってくれる方がいました。
ということで、人体実験をしてみましょう。
ブリーチ2回・パーマの今にも溶けそうな髪にRブリーチは耐えられるのか?
さて、今回のモデルさん。
ブリーチ・黒染め・ブリーチ・パーマなどなど髪をいじめている、今回に限っては非常に都合の良い髪です。
毛先部分は多分2回ブリーチされているのか、すでにチリチリ一歩手前。
この状態の髪に、通常ならばもう一度ブリーチはしたくありません。
毛先が耐えられなさそうなので。
ですが今回は実験です。
しかもメンズです。
チリチリになったら切ればいいよってことで、試してみます。
準備
Rをブリーチにアレします。。
ブリーチは可能な限りのフルパワーです。
検証方法
塗ります。
ただブリーチを塗って
そしてもう一度カラーをします。
ブリーチにもカラーにもRをアレします。
予想
きっと・・・きっと大丈夫でしょう!!
チリチリにならないんじゃないかなと・・・
信じています。。。。
美容師の自由研究スタート
ということで、サクサク塗ります。
普通ならば、毛先は塗らないか、後で塗るのですが、今回は実験なので一緒に塗ります。
そして35分経過
いい感じに明るくなりましたね。
Rはブリーチのパワーをほぼ弱めないので、通常のブリーチと変わらないくらい明るくなります。
そしてパワーをほぼ弱めなため・・・普通に根元からベッタベタに塗ると痛いです。。
一度流して、Rの2番目のフィニッシャーを塗り、少し時間を置きます。
流してから席で見てみると・・・・
かなり明るくなっていますね。
パーマも残っています。
一部分的に乾かして、チリチリになっていないか見てみましょう。
・・・・ツヤ!!!!
まさかのブリーチしてツヤが出ました。
指通りも良いです。
トリートメントしていないのに・・・・
そしてこの状態からRカラーをします。
さて仕上がりを見てみましょう。
2回ブリーチしている髪にRブリーチ・Rカラーをしたらどうなる?
生きています。
髪がチリチリにならずに生きています。
ですが、さすがに毛先は溶けそうな感じは否めませんでした。
まぁ、普通にブリーチ・カラーをしていたら多分溶けていたんじゃないかなと思うさわり心地。
さすがに、限界手前の髪からRブリーチをすると、チリチリにならないけれど、良くなるというほどではないのかなと。
Rはトリートメントしないでも、カラー前と同じくらいの触り心地〜カラー前よりも良い触り心地ですかね。
普通のカラーだけなら本当にダメージはほぼ感じずに、むしろ良くなったのかと思うレベルかも。
毛先以外は問題ないくらいに元気です。
今回の実験だと、カラーしたからダメージしたという感じはしませんでしたね。
まぁ、元々の髪の状態にもよるかもしれません。
ちなみに、Rブリーチ・Rカラーをした場合は、可能な限りその後もRを続けていくことをオススメします。
今回の髪に今後普通のカラーをしていくと、内部に入っているRの成分が抜け出て、一気にダメージした感じが出てくると思います。
まぁ、僕はブリーチ職人ではないので、ブリーチしませんが。
通常のカラーにも使用することで、カラーのダメージを抑えることが出来ます。
ぜひご参考までに。
追伸
カラーのみトリートメント無しのお客様の全体カラーにしましたが・・・・
かなり変わりました!!!!
正直びっくりしました。。。
これ、全体カラーにはオススメです。