ヘアカラー大好き美容師です。
ブリーチ職人ではない美容師です。
さて、今回の実験。
ヘアカラーの2剤、OXの%の違いで色の入り方は違うのか?
まぁ、美容師さんならなんとなく結果は分かると思いますが。
一般の方にも分かりやすくざっくり書くと・・・
- ヘアカラーは1剤・2剤を混ぜて作る
- 1剤が色や明るさ
- 2剤が髪を明るくする力
という感じです。
厳密には語弊がありますが、気にしない。
そして、2剤と呼ばれるものがOX(オキシー)です。
OXにも種類(強さの違い)があり
- 6%
- 4.5%
- 3%
- 2.8%
- 1.8%
といった感じで数字が大きいほど明るくなる力があります。
逆に、数字が小さければ明るくなる力は少なく、ダメージレスで色味だけ入れるという感じです。
今回は、6%と2.8%を実際に同じように染めて色のが入り方が違うのかを検証します。
準備
前回使ったこちらの毛束と同じものを使用。
前回の実験では6%でカラーしているので、今回は3%のみ染めます。
6%は前回のを使いまわします。
あ、ちなみに前回の実験と同日のことです。
なので、6%の方は退色などはしていません。
検証方法
プロマスターのアッシュ9/8を使います。
6%も同じもので染めています。
放置時間は同じく10分
全く同じ条件で染めて、OXの濃度の違いのみで色が変わるのかを実験します。
予想
まぁ、予想することもないくらいですが・・・
2.8%の方が濃く入るでしょう。
ただ、10分しか時間を置かないので、すごく違うというわけではなさそう。
放置時間が15〜25分なら2.8%の方がより濃く入るはず。
美容師の自由研究スタート
というわけで、2剤のOXを2.8%で塗っていきます。
サクサクいきます。
ここから10分間ラップ無しで放置。
完全に6%の時と同じ状態です。
〜5分後〜
意外と5分でも色が入ってきていますね。
このまま残り5分置きましょう。
〜10分後〜
はい、約束の10分です。
いい感じです。
流して見てみましょう。
2.8%で染めたアッシュが濡れた状態がこちら
うん。
普通w
乾かします。
2.8%で染めたアッシュが乾いた状態がこちら
ま、よく分からないので・・・
今回の趣旨
6%で染めたアッシュと比べてみましょう!!
左が6%で染めたアッシュ
右が2.8%で染めたアッシュ
比べると分かりますね!!
光を変えてもう一度
若干ではありますが、右(2.8%)の方が濃く入っています。
検証結果
ヘアカラーの2剤(OX)は6%よりも2.8%の方がダメージレスで色が濃く入る
逆に言えば、淡い色・鮮やかな発色を求める場合は6%の方が良いということです。
まぁ、予想通りでしたねw
以上で、今回の実験はおしまいです。
ではでは。