お客様のご要望であれば大半のことはする美容師です。
さて実は、定期的にLINEでご連絡頂いていたりするんですが・・・
縮毛矯正毛にブリーチ
ブリーチ毛に縮毛矯正
して欲しいと。
毎度ご返信するのですが、基本途中で返信が来なくなるので先に書いておきましょう。
目次
縮毛矯正毛にブリーチ・ブリーチ毛に縮毛矯正どっちの方が安全か?
どちらもオススメしないということを大前提として。
どちらの方がまだ安全?なのかというと
まだ縮毛矯正毛にブリーチの方がマシ
かと思います。
もちろん、髪質やダメージにもよりますが。
ただ、その場合はオススメは
縮毛矯正をかけていない部分から数センチはブリーチしないほうが良い
ということです。
縮毛矯正は根本1センチ弱はかけられません。
なので、縮毛矯正をかけてすぐにブリーチする場合は2センチ程度は根本から空けてブリーチしましょう。
根本からブリーチをすると、次回縮毛矯正をする時にブリーチ部分も縮毛矯正しなくてはいけなくなり、施術が困難・・というか危うくなります。
薬剤は基本的にすでに縮毛矯正がかかっている部分を少し超えて塗ります。
なので、1〜2センチはオーバーして塗りますのでブリーチ部分に薬剤がつくとチリチリ・切れる可能性があります。
ブリーチ毛に縮毛矯正をかける場合は、クセによっては伸びない可能性もあります。
・・・
まぁ、どちらもオススメしませんが。
もしもするなら必ず約束してほしいこと
それでもしたいという方もいますよね。
僕はその場合、がんばってやりますが・・・
以下の4つをご納得・ご了承頂けるならというスタンスです。
- チリチリ・切れてしまっても一切の責任は持ちません
- 料金は全額頂きます
- 返金致しません
- クレーム・やり直しは受け付けません
かなりひどい制約ですが、それだけ危険な施術となります。
危険な理由はこちらを御覧下さい。
図で説明。ブリーチ・黒染めした髪に縮毛矯正はかけ無いほうがいい理由。
勘違いされている方も多いですが
僕は縮毛矯正・ブリーチを専門にしていません。
他の美容師さんが断ることも、上記の約束を守って貰えるなら施術しているだけです。
もちろん、やるからには細心の注意を払いながら施術しますが。
薬剤もめちゃくちゃ考えながら、施術工程も考えながらやるだけです。
それを得意・売りにしているわけではありませんのでご了承を。
ブリーチ毛に縮毛矯正をかけられる可能性がありそうな場合
可能性レベルですが・・・
1度のブリーチならいけそうですよね。
どれだけ1度のブリーチでダメージしているかによりますが。
ただ、クセが強い場合は厳しいかもしれません。
また、濡れた髪を触って
- テロテロ
- 引っ張るとゴムのようになる
- 引っ張るとすぐに切れる
場合は絶対にやめたほうが良いでしょう。
ほぼ間違いなく髪がお亡くなりになります。
また、縮毛矯正をするとカラーの色味が落ちますのでご了承を。
縮毛矯正毛にブリーチをかけられる可能性がありそうな場合
髪質やダメージによりますが・・・
1度はブリーチ可能かと思います。
ただ、施術をしてみないとどこまで髪が耐えてくれるかは分かりません。
ブリーチの最中に「やばい」と思ったら施術を途中で諦めて薬剤を流します。
また、1度のブリーチで求めている髪色ができるかどうかは分かりません。
更に、縮毛矯正をしている髪は熱によるタンパク変性で明るくなりづらいので少しムラになる可能性も。
基本的にブリーチをされる場合は
ブリーチ+カラー
のダブルカラーとなるかと思います。
つまり2回分の時間と料金がかかります。
もしも施術するならプレックス系の処理剤は必須
昨今流行りのプレックス系の処理剤。
要は髪を補強する薬剤です。
もしも僕がブリーチ毛に縮毛矯正・縮毛矯正毛にブリーチをする場合は有無を言わさずプレックス系の処理剤を入れた料金となります。
できる限りリスクを減らすために。
プレックス系の処理剤があるかないかでかなり変わりますからね。
美容師さんなら分かるはず。
縮毛矯正毛にブリーチしたい場合の妥協案としては
長々と書きましたが、やはり基本的はオススメしません。
やりたい気持ちは分かりますが、どうなるかは施術してみないと分かりません。
妥協案としては
毛先のみブリーチをしてグラデーションにする
のが一番良いかなと思います。
最悪髪がお亡くなりになっても切れば済みますし
飽きたら切れますからね。
1度縮毛矯正をかけた部分は基本的に半永久的にまっすぐです。
なので毛先は1度縮毛矯正していればもう縮毛矯正をかけることはないと思いますので。
ぜひご参考にしてください。