『ホームカラーは失敗する』
よく聞きますよね。
特に美容師さんからよく聞きますよね。
今日はなぜホームカラーで失敗するのかを書いてみます。
ちなみに、サロンカラーよりもホームカラーの方がダメージするのは大前提なのでそこには触れません。
なぜホームカラーはムラになるのか?
ホームカラーでムラになる原因は2つ考えられます。
1つ目、カラー剤の量が足りない
きっとホームカラーをされたことのある方なら分かると思いますが。。。
1箱に入っている1液と2液を合わせて120gほど入っているのが主流です。
120g
ショートヘアなら余裕ですが、ボブで毛量の多い方などの場合は心もとない量です。
2箱購入したとしても、ロングor多毛の方は足りない場合があります。
ホームカラーで塗りだして、足りなくなったらどうするのか??
無理矢理足らせようとカラー剤を伸ばしますよね?
そうすると、カラー剤ついている部分、ついていない部分に差ができムラになります。
2つ目、技術的な問題
カラー剤の量は問題なかったとしてもムラになる理由2つ目。
カラーを塗る技術ですね。
先ほどと同じように、多毛の方、撥水毛の方などの場合は、しっかりとムラにならないように揉み込まなくてはいけません。
しっかり塗れていると思っていても、意外と毛束の内側までカラー剤が濡れていない場合があります。
そうすると・・・
こんな感じのムラになります。
美容室の場合は、長さや毛量に合わせてカラー剤を作りますし
ムラにならないように練習してきた美容師さんが塗ります。
明るさや色をあまり変えないなら目立ちませんが、
染める前と後で明るさや色がかなり違う場合はムラが目立ちます。
一度ムラになると美容室でも直すのは至難の技です。
不可能な場合もあります。
ホームカラーで根元が明るくなるのはなぜ?
ブリーチやハイトーンのホームカラーをするときによく起きること・・・
根元だけ異常に明るくなる
イメージ図です。
こんな感じになりますよね。
なんだかわからないけど、毛先よりも根元の方が明るくなって不自然なカラーになってしまう。
こうなってしまう理由は知識と技術です。
髪質によりますが、根元から1センチ〜2センチほどは頭皮の体温で薬剤が反応しやすくなります。
そのため、毛先よりも根元の方が薬剤が過剰に反応し、明るくなってしまいます。
美容室の場合は、そうならないようにカラー剤を塗る量や時間差で根元を塗るなどの技術面での工夫があります。
それをホームカラーで一人でやるのは至難の技です。
毛先だけグラデーションのように塗る場合は根元は明るくなりません。
どうしてもホームカラーをしなくてはいけない場合は
とうしても・・・ということはないと思うのですがw
まず、ハイトーンのカラーは諦めましょう。
先日もアメリカでロレアルの縮毛矯正をセルフでして大変なことになったというニュースがありましたね?
脱毛や切れ毛、頭皮の炎症や水膨れ、火傷などを引き起こしたと主張
縮毛矯正もブリーチもかなりダメージの出る危険な施術になります。
通常のカラーでムラになりにくい方法としては、
髪を濡らしてタオルで水分を取ってからのカラー
が一番オススメです。
いや、マシです。
ダメージも少なくなり、ムラも少なくなります。
ホームカラーはオススメはしません。
全てが自己責任です。
直らない可能性もあります。
できれば美容室できちんとカラーをしましょう。
ご参考までに。