トリートメント【treatment】
手当て。治療。特に、傷んだ髪の手入れ。ヘア‐トリートメント。
goo国語辞書
トリートメント・・・
なんと甘美な響きなのでしょうか。
「ト」が3回も入っているのに噛まずに言いやすい。
さて、本題
目次
実は美容室のトリートメントには3種類ある
いや、ざっくり大まかに分けると3種類ということですね。
- 前処理トリートメント
- 中間処理トリートメント
- 後処理トリートメント
という3つに分かれます。
みなさんが思われているトリートメントとは
後処理トリートメント
のことです。
では、それ以外のトリートメントとはなんなのでしょうか?
いつ・なんのためにしているのでしょうか?
前処理トリートメントとは?
美容室によりますが、有料と無料のところがあります。
いつしてるの?
カラーやパーマなどの前にするトリートメントです。
薬剤を塗布する前に「トリートメントしますね」と言われたことはありませんか?
基本的にはスプレー(霧吹き)タイプが主流です。
なんのためにしているの?
薬剤によるダメージを軽減させるためです。
ダメージしてからの修復ではなく、ダメージしないようにするためのトリートメント。
ダメージ部分に栄養を入れて過度な薬剤反応を抑えるために使用します。
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ダメージホールと呼ばれるダメージでできた穴のようなところに擬似的に栄養を入れます。
ダメージ部分には薬剤が反応しやすくなるのでそれを抑えます。
PPT・ケラチン・CMCなどと言った毛髪内部に浸透するトリートメント。
コーティング力はない。
中間処理トリートメント
必ずするトリートメントではありません。
施術内容や髪の状態によって使用するか変わってきます。
いつしてるの?
パーマや縮毛矯正などの1液の薬剤を流す時に使用することが多いトリートメント。
カラーの場合はシャンプーの時にするトリートメントです。
基本的にはシャンプー台でスプレー(霧吹き)タイプが主流です。
また、炭酸泉などもその一種です。※厳密には違う
なんのためにしているの?
栄養を入れるトリートメントではなく、余分なものを取り除く・抑えるトリートメントです。
弱酸性の髪が薬剤をつけることでアルカリ性に傾くので、髪からアルカリを除去します。
髪の負荷を減少させ、持ちを良くします。
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毛髪のPH(ペーハー)を整えることで、薬剤によるダメージを抑えたり、カラーの発色・パーマなどのかかりを良くします。
ヘモグロビンやバッファー剤と呼ばれるものでアルカリを除去します。
後処理トリートメント
良くみなさんがしているトリートメントですね。
いつしてるの?
カラーやパーマなどの施術が終わり、シャンプー(流し)が終わった後にするトリートメントです。
クリームタイプやスプレー(霧吹き)タイプがあります。
また、スチーマーなどを使用したりもします。
なんのためにしているの?
ツヤ・指通り・持ち・髪質向上のために使用します。
ダメージを負ってしまった髪に必要な栄養を入れることで、サラサラツヤツヤで色持ちなどを良くします。
施術当日にすることをお勧めします。
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薬剤によってキューティクルが開いている状態で栄養を入れることで、浸透が良くなります。
PPT・CMC・18MEA・ケラチンなどなど数多くの栄養を入れていきます。
安価なものだとコーティング(皮膜)だけして栄養は入れずに指通りだけ良くすることも・・・。
いかがでしたでしょうか?
なんとなくわかりましたか?
すごく分かりやすく書くと・・・
前処理・中間処理トリートメントはダメージを防ぎ
後処理トリートメントはダメージを修復する
といった感じになります。
美容室や美容師さんによって取り扱っているものも違うし、考え方も違うので参考程度にお願い致します。
ではでは。