ヘアカラーをする時のあの独特な臭い・・・
鼻にツンとくるあの刺激臭・・・
ドライヤーやカラー剤がどんどん新しくなっているのに
あの臭いはなぜあまり改善されないか?
そんなことを思っている方もいるでしょう。
ということで、今回はそれについて書いていきましょかね。
カラー剤の臭いが強いほど髪がダメージする?
臭いが強いほどダメージするのか?という疑問もありそうなので・・・
答えは・・・
一概に言えないけど、半分正解で半分間違いといったところですね。
う〜ん。
中途半端な答えw
一体どういうことなのか。
書いていきます。
カラー剤が臭う理由
単純に書いてしまうと
- カラー剤のリフト力(明るくする力)
- 髪の内部にアルカリを残さないため
この2つが理由です。
そしてこの二つが
臭いが強いほど髪がダメージするというのは半分正解で半分間違い
という理由になります。
臭いが強いほど髪がダメージする理由
カラー剤によって臭いの強さは変わってきます。
ですが、同じカラー剤でもリフト力(明るくする力)が強いカラー剤の方が
ツンとした刺激臭
ピリピリとした頭皮の痛み
があります。
簡単に言えば、7レベルのカラー剤よりも12レベルのカラー剤の方がツンと臭うし頭皮がピリピリします。
これはもうリフト力のせいなので仕方ありません。
そしてこれが臭いが強いほど髪がダメージする理由ですね。
臭いが弱くても髪がダメージする理由
今度は逆パターン。
臭いが強いと髪がダメージするというのは間違っているという理由です。
これはカラー剤の種類によります。
まず、なぜあの臭い(刺激臭)がするのか?
上記にも書きましたが
髪の内部にアルカリを残さないため
です。
カラー剤は髪をアルカリに傾けます。
※アルカリカラーの場合(マニキュア・カラーバター・マニックパニック・ロコル・ヘナ・ハーブを除いたカラー)
そうすると、髪の内部にアルカリが残留してしまいます。
カラー剤に入っているアンモニアで揮発してアルカリをできる限り残留しないようにします。
※イメージです。煙は出ません。
髪の内部にアルカリが残留しているとどうなるのか?
単純にダメージしやすくなり、枝毛・切れ毛、髪の栄養や色味の流出がしやすくなります。
ええ。
髪にアルカリが残留していいことは1つもありません。
なので、カラー剤の臭いが強いのはアルカリを髪に残留させないために揮発しているのです。
逆にホームカラーなどで
臭いがしない
というのはアルカリを揮発していないのでダメージしやすく退色も早くなります。
あぁ、もちろん臭いが強ければいいってものでもないので難しいところですが。
これが臭いが強いと髪がダメージするというのは間違っているという理由ですね。
ということで・・・
ヘアカラー剤の臭いがしなくなるということは近い将来はないでしょう。
臭いがある程度しないカラー剤は作られるとは思いますが・・。
ぜひ参考にしてください。